◆退職金倒産の危機が迫る!
これは実際にあった話です。
ある中小企業で、30年近い長期勤続者の方の退職時期が近づきました。金庫を開けて就業規則を取り出して計算したところ、予想額の約3倍になっていました。そんなお金はありません。平身低頭お願いしてなんとか分割支給にしてもらいました。高度成長時代に作られた基本給連動型退職金の怖いところです。
この話には後日談があります。その年の全員の賞与はカットされました。それのみならず社長を含む管理職全員の給料も減額となりました。たった一人の退職者でこの影響です。たまたまその年度の退職者が1人でしたから退職金倒産という最悪の結果にはならずにすみましたが、もっとたくさん退職者がいたらと思えば、まだ不幸中の幸いだったかもしれません。
一番大切なことは、退職金は遠い将来の債務ではなく、今現在の人件費なのです。この認識が欠けているのが一番の命取りです。
所謂「団塊の世代」の退職時期が近づいています。2007年から始まります。準備は出来ていますか?
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